2008年03月29日
稲盛和夫 京セラ名誉会長のことば
某雑誌に寄稿されている「徳に基づき、組織を治める」の中の文章を紹介しよう。
組織をまとめていくには「力」で治めていく方法と、「徳」で治める方法があります。換言すれば、集団の統治には、徳に基づく「王道と力に基づく「覇道」という二通りの方法があるのです。・・・中国革命の父「孫文」が日本(神戸)でおこなった講演の一部を紹介している。このなかで「西洋の物質文明は科学の文明であり、武力の文明となってアジアを圧迫している。これは中国で古来言われている「覇道」の文明であり、東洋にはそれより優れた「王道」の文化がある。王道の文化の本質は「道徳」「仁義」である。
あなたがた日本民族は欧米の「覇道の文化を取りいれている」と同時にアジアの「王道文化の本質も持っている」。日本がこれからのち世界文化の前途に対して西洋の「覇道の番犬」になるのか、東洋の「盾と城」になるのか、あなたがた日本国民がよく考え、慎重に選ぶことにかかっている。・・・残念ながら日本は孫文の忠告に耳を貸さず「覇道」を突き進み富国強兵の道をとりつづけついには1945年敗戦に至るのです。「王道」とは「徳」に基づいた国家政策のことであり「徳」とは中国では古来「仁」「義」「礼」という三つの言葉で表されていました。「仁」とは他を慈しむこと礼とは礼節をわきまえていることです。また、この「仁」「義」「礼」の三つを備えた人を「徳のある人」と呼んでいました。つまり、「徳で治める」とは、高邁な人間性で集団を統治して行くことを意味するのです。とあるがつまり、大集団でなくとも個々にも当然あてはまると思うので紹介した。
組織をまとめていくには「力」で治めていく方法と、「徳」で治める方法があります。換言すれば、集団の統治には、徳に基づく「王道と力に基づく「覇道」という二通りの方法があるのです。・・・中国革命の父「孫文」が日本(神戸)でおこなった講演の一部を紹介している。このなかで「西洋の物質文明は科学の文明であり、武力の文明となってアジアを圧迫している。これは中国で古来言われている「覇道」の文明であり、東洋にはそれより優れた「王道」の文化がある。王道の文化の本質は「道徳」「仁義」である。
あなたがた日本民族は欧米の「覇道の文化を取りいれている」と同時にアジアの「王道文化の本質も持っている」。日本がこれからのち世界文化の前途に対して西洋の「覇道の番犬」になるのか、東洋の「盾と城」になるのか、あなたがた日本国民がよく考え、慎重に選ぶことにかかっている。・・・残念ながら日本は孫文の忠告に耳を貸さず「覇道」を突き進み富国強兵の道をとりつづけついには1945年敗戦に至るのです。「王道」とは「徳」に基づいた国家政策のことであり「徳」とは中国では古来「仁」「義」「礼」という三つの言葉で表されていました。「仁」とは他を慈しむこと礼とは礼節をわきまえていることです。また、この「仁」「義」「礼」の三つを備えた人を「徳のある人」と呼んでいました。つまり、「徳で治める」とは、高邁な人間性で集団を統治して行くことを意味するのです。とあるがつまり、大集団でなくとも個々にも当然あてはまると思うので紹介した。
Posted by おかげさま at 12:25│Comments(0)