2008年09月22日

巧言令色、鮮なし仁。

子日く、巧言令色、鮮(すく)なし仁。 孔子はこうおっしゃった。巧妙な弁舌に感情豊かな表情。そういう人は見せかけだけで、晋の思いやりが少ないものである。
ただのご機嫌取り、ゴマスリを周りに集めた権力者が「悦」に入っていると自ら持っている明徳が曇り、思わぬ不覚をとる。
(まごころ)を失い(物事に適切)も失う。耳に心地が悪いことも聞く耳を持つことも大切ですよとおっしゃっている様に私には思える。私自身の耳には「自動耳栓装置」が在り、そんな言葉は聞き流している。その人の表情や目の動きをも観察する事が大切だ。ナポレオンヒルの著書の中にあった「雄弁は銀、沈黙は金」という言葉を思い出した。八代亜紀が唄う「船唄」の中にも
「男は無口のほうがいい」と云っている。洋画にイタリアのマフィアのドンが幹部一同を集めた席でドンが大声で笑うと幹部連中も一斉に大声で笑い出すシーンがある。邦画でもお殿様が笑いだすと家来達もそれに連れて笑い出すシーンがある。しかしながら、寄席に行くと判るが、自分が共感する処で自由に笑い、共感しない処では笑わない。これは人間の心の中にある「損得勘定」が出るのだろう。

巧言令色、鮮なし仁。



Posted by おかげさま at 09:12│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
おかげさま
オーナーへメッセージ